新・月下独酌



村上ファンド



村上ファンドの村上世彰氏が記者会見で「日本人は、もっと高額納税者に対して敬意を払うべきだ」といった発言をしたそうだ。

まあ、そう言いたくなる気分はわからぬでもない。松下幸之助は生前に「こんなに税金とっていかれたら、江戸時代なら一揆を起こしてる」とボヤいたそうだが、高額納税者には高額納税者なりの言い分があるのだろう。



高額納税者のそういった不満を解消するための制度として、寄付控除制度があるのだが、惜しむらくは日本では全くと言ってよいほど認められていない(はずだ)。

アメリカへ行くと、個人の名前を冠した図書館やホール等が見受けられる。これは、超高額所得者の寄付により設立されたもので、その際の寄付は控除されると聞いたことがある。

日本でもそろそろこういった制度を導入すべきではなかろうか。



「そのようなお金を出す人がいるだろうか?」



かつてはいたのだ。そして、今も必ずいるはず。

私の祖父の時代は、村の篤志家が貧しいけれども能力のある子どもたちを街の学校へ行かせていた。

「社会に利益を還元することがひとつの善行である」という意識は、その時代には生きていた。「なぜなら、私の得た利益は社会からいただいたものである」との想いがそこにはあったからだろう。

そういう時代もあった。その風は、未だ健在であると信じたいものだ。


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by harukado-ruri | 2006-06-07 11:56 | 政治の話
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