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新・月下独酌



小学校に英語を導入することについて



教育基本法改正に伴って、「小学校に英語教育を導入する」話がまたぞろ出てきています。


そんなに英語を教えることが大切なのかしら・・・・・というのが、正直な感想ですね。




「日本は、アジアの中でも英語をしゃべれない国である」
という声をよく聞きます。

確かに、アジア21カ国でTOEFLを実施したところ、日本は21か国中18位だったそうです。
まあ、ビリっけつですね。

だからといって、それが何だと言うのでしょう。

1位がシンガポール、2位がインド、3位がフィリピンだったと記憶しているのですが、他にもスリランカや香港などが上位にあったはずです。

つまり、かつてイギリスの植民地支配が行われていた国ばかり。





まあ、日本もアメリカの占領を受けた精神的トラウマから未だに抜けられないのですから、いわば精神的殖民支配を受けてるようなもの。

だから、「小学校から英語」なんていう世迷言が堂々とまかりとおるのでしょう。





・・・・・イギリスでもアメリカでもフランスでも、小学生のうちから外国語を教えようなんて国はないですよ。

なぜって、外国語よりも自国語を教えることのほうが大切だからにきまってるから。







はっきりと申し上げておきたいのは、アメリカ人は英語に対して寛容です。

なにせアメリカは移民国家です。癖のある英語、訛りのひどい英語が当たり前のお国柄だけあって、「流暢な英語」を話す必要は全くありません。

(この点、階級国家イギリスは全く逆です)





日本人が英語をしゃべれないのは、「技術的にしゃべれない」からではなく「精神的にしゃべれない」からではありませんか?

それを白人コンプレックスというのです。


ちなみに「アメリカ人は白人ばかりではない」という反論もあるでしょう。ごもっともです。アメリカには黒人もいますから。ただし、白人と黒人を当たり前のように「アメリカ人」と考える無知だけは避けたいものです。

昔々のことですが、黒人知識層に属するであろう人と話をしているときに「われわれは同じ有色人種ではないか」という話で盛り上がったことがあります。キング牧師の話で盛り上がったのですが、「日本でも牧師は有名なのか」と驚いていましたね(笑)
 
また、ちょっとお茶目をして「我々の先の戦争は白人帝国主義との戦いであった。なぜ、あなたがたアメリカの黒人たちはわれわれに見方をしてくれなかったのか」と聞いてみたら、憮然とした顔をしていたのを覚えています。思うに、彼の中のpatriotism(愛国心)と人種差別観とが葛藤したのでしょう。
 今から思えば若気の至りといった質問でした(苦笑)。




さて、なぜに私がこんなに英語に憤っているかというと・・・・

アマゾンに注文した書籍が届いてしまったからです。

ぅー

小学校に英語を導入することについて_b0104829_14354097.jpg
つい、勢いで注文しちゃったけれど、これって全編英語なんですよね(涙)

15年前ならまだしも、今なら3ヶ月くらいは覚悟しないといけないかもしれない・・・・・・


なぜ、この書籍を注文したのかについては、「旧・月下独酌」5月14日の記事を参照ください。


by harukado-ruri | 2006-05-30 14:02 | 政治の話
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